冬の北国では、室内で遊ぶのが一番いい

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冬は、閉じこもるのが一番です。でかけたって、なにもいいことはありません。仕事に行かなきゃいけないじゃないか、と突っこまれそうですが、「できるかぎり~」ということです。

冬には、できれば、でかけなくて済む仕事をやりたいものです。というのは、冬の北国は危険だから、です。これ、住んでみて、激しくそう思います。

危険はたくさんあります。

道路が凍るので、滑ります。長靴でもブーツでも、とにかく滑ります。転倒して骨折するパターンは、高齢者だけじゃなくて誰にでも起こりえます。ぼくの連れあいも家の前で転倒して、両手にスコップとスノーダンプを持ってたもんだから手がつけなくて腰を強打。長いこと痛みが残ってました。

両手が使えるようにしておくのは、外出時の鉄則です。

当然、クルマのタイヤも滑ります。これはスタッドレスタイヤをはいていようが、スパイクタイヤ(当地ではいまだにこのタイヤをはいてるクルマがいます。完成品は売っていないので、ガソリンスタンドなどでピンを打ってもらうらしいです)であろうが、絶対に滑ります。

障害物が前方にあらわれた場合、たいへんですよ。マニュアルミッションのクルマなら、クラッチを切ってエンジンをふかし、ギアを一段ずつ下げてはクラッチをつなぐ「ヒールアンドトゥ」(右足のつま先でブレーキを踏みつつ、同じ右足のカカトでアクセルを踏み、同時に左足でクラッチを操作する、レースでよく使われるテクニック)のような高度なテクニックが必要です。エンジンブレーキを最大限効かせるわけですね。

オートマの場合は、もう、運を天にまかせるのとおんなじです。アンチロックブレーキが装備してあるのなら、まだいいほうですが、それにしても、止まれるかどうかはブレーキをかけてみないとわかりません。

また、当地(北海道、道東地方)では、たまに地吹雪(ブリザード)になることがあり、そうなったらもうクルマの運転は無理です。

ぼくはスキー場からの帰りに一度遭遇しましたが、センターラインも路肩もなんにも見えなくなります。ヘッドライトを高めにしようがワイパーを動かそうが、なんの役にも立たなくなります。ほんとに。ハザードランプを点滅させながらジリジリと走って帰ってきましたが、ほんと危なかった。

それも、突然そうなるのであって、なんの予告もありません。昼だろうが夜だろうが、起こるときは起きます。

何年か前にはクルマの運転ができなくなって、泊まりたくないのに宿泊施設や役場で一夜を明かさなきゃいけなくなった人々がたくさん出ました。このときの地吹雪で、隣町では何人か亡くなりました。

そんな中で、

よく出かけるな!

と思います。

できるだけ出かけなくていいんじゃないかと思いますが、どうですか。

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