牡蠣に助太刀

牡蠣に助太刀

直十(c)

南オホーツクでは冬になると、おいしくて安い食材が手に入ります。

写真は、ある冬の日の買い物。生食用牡蠣がひとパック75グラムで108円×3、スケダチが166グラムで179円(いずれも税込み)。この価格は、このあたりの最安値です。

ちなみに、厚岸(あっけし)の牡蠣はこの値段では絶対に手に入りません。高価なのでウチでは一度も食してない。

牡蠣と豆腐

サロマ湖産の牡蠣は、お店や時期によって価格がバラバラで、ある店と別の店では二倍から五倍も違うことがあります。なので、生食用がひとパック108円ではたまりません。降参して牡蠣鍋にするっきゃないですね。

ウチでは牡蠣鍋は味噌仕立てにして、豆板醤などの辛味を入れて食します。他の具は白菜にネギ、きのこ、豆腐。

ふつうにこのあたりのスーパーで手に入る豆腐のなかでは、帯広で作ってる「とかち豆腐」(ナカタ食品)というブランドのものがもっともおいしい。帯広産の大豆で作られています。

二番手は網走の「久保食品」の「本とうふ」。こちらは100円ちょっとの値段のわりには大豆の味がしっかりしています。

オホーツクに来てからは、豆腐と納豆には開眼しました。来る前は、

豆腐なんて白ければいい。

みたいな感じだったのに、こちらでいろんな豆腐を食べてるうちに、大豆の味がわかるようになってきたのです。

安い豆腐は豆乳を薄めてあるんだ、要するに。だから安い。当然、味も薄い。この味の薄い豆腐を二回食べるんなら、一回おいしいものを食べるほうがいい。ある日、そう思ったのです。

白子

上の写真では「スケソウタチ」の表記ですが、スケソウダラの白子は一般的には「スケダチ」と呼びます。マダラの白子は「マダチ」で、スケダチの3倍ほどの値段。破格の値段のときにマダチを試してみましたが、ぼくにはスケダチで充分です。本州で同じものを買ったらいくらすることか。

スケダチは、ピンク色が強いものほどフレッシュでおいしい。毛細血管が識別できるくらいのものなら最高です。オホーツク海が氷に閉ざされるまではタラを獲りつづけるので、いいものに出会うチャンスです。この時期限定ですが、見のがす手はありません。

網走ならベーシックというスーパーがダントツに良い海産物を扱っています。仕入れルートのスジがいいのだと思います。

スケダチは、ひところは酒蒸しでばっかり食べてましたが、最近は牡蠣鍋のお供にすることが多い。助太刀のはずが、主役をとれるくらいの働きをすることが、しばしば。つくづく、うい奴よのう。

本州だったらすごく高価な海産物

冬前ならカレイも安い。いいサイズのクロガレイが一尾500円くらいで売ってて驚きます。これは煮物(ぼくは魚柄仁之助さんのレシピの保温調理にします)にすると、マジ料亭の味になります。

網走近辺は遠浅の浜が多いのか、捕れるカレイの種類が豊富です。ハイシーズンの売り場にはいろんなカレイが並びます。ナメタガレイ、スナガレイ、クロガレイにマガレイ。安い干物でよく見るソウハチなんていうのもありますね。

ウチでは煮物にしますが、地元のひとは刺身でも食べるようです。

タイミングがよければ、アオゾイも一尾500円くらい。高級魚のはずなんですがこの値段。ヌルをがんばって取って昆布で〆て、次の日一杯やりますか。

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