忙殺の夏

忙殺の夏

夏は忙しい。

「忙しい」という言葉はめったに使うものではない。そういうふうに、関西での暮らしでおそわった。でも、ほかの季節よりも圧倒的に夏は仕事が多い。

第一に、まず、ぼくのオリジナルカトラリーを置いてもらっているショップ(道の駅パパスランドさっつる)になんども赴かなくてはいけない。夏場はお客さまが増えるので、陳列にしょっちゅう手を入れなくてはならないのだ。手にとっていただかないことにはハナシにならないので、陳列にはキレイさが不可欠。

skyzek / Pixabay

次に。数年前から、知りあいのブルーベリー園で摘み取りの仕事を頼まれている。午前中だけの仕事だが、ほぼ毎朝でかける。暑さによってブルーベリーはあっという間に熟するものなので、採らないでいると地面に落ちてしまい、商品価値がなくなる。摘み取りはすべて、手でひと粒ずつおこなう。木をめぐり熟した実を探すのに中腰や座ったりしゃがんだりをくりかえすので、これがけっこうな運動量。ノーウェイトのスクワットを何時間もくりかえすようなものだ。しかも当地の夏は暑く、30℃前後もあればかなりヘビーな仕事。秋風が吹く9月アタマまでこの仕事は続く。

ブルーベリーの仕事で体力が奪われているさなか、薪作りもやっておく必要がある。不要になった倒木片を集めてきてマサカリで割って薪にする作業は春夏秋の仕事だが、できれば割って積んでおいてから半年は乾燥させてから焚きたい。逆算すると8月に作る薪は2月(以降)に焚くものであるから、真冬に向けてそろそろ焦りはじめる時期。

すこし涼しい日には、釣りにも行く。それでも、アブが本格的に出はじめたら釣りは控えるようにしている。アブは汗をかいた衣服の上からでも刺してくるので落ちついていられないし、スズメバチも威嚇してくるようになる。しかも本州からの釣り人が多くなって、川が混みあう。アブや北海道外の釣り人が少なくなるお盆明け以後は、川釣りも最盛期を迎える。

…そんなこんなで、ぼーっとできる時間がなかなか取れていない。今、夏バテぎみ。背中の痛みも取れてくれない。

カトラリーや彫刻の制作は夏休み。涼しくなったらまた再開、ということで。

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