フライ【毛バリ】について

今のぼくは、川での釣りのほとんどをカディスフライで通す。

◇2017年7月26日現在のカディス専用ボックス。スウエーデンのMyranフライボックスをもう20年以上使っている。見栄えがいいように、コンパートメントの底にはコルクを貼ってある。

例外は、西別川の気むずかしい魚をねらうときぐらい。この川の虹鱒は、ときにフライを選びまくる。カディスで出ないときはミッジを試すことが多い。18番から20番、22番くらいまで試す。そのころにはティペットがすごく細くなっている(小さいフライには細いティペットを使う)ので、掛かってもまず取れないのだが、どうにも諦めきれないときがある。

秋、深い淵にたまっている雨鱒をねらうときはエッグフライを使う。底で泳いでいる大物はどうにも見過ごせないので、これまた根がはえたようにずいぶん時間をついやすことになる。

◇最近のカディスフライ。ハックルは後ろと前にまとめて巻くのがマイブーム。

カディス以外のフライを使うのはこれくらいだ。あとはどこの川でもいつの時期でもカディス一本。それで釣れないときは、タイミングが悪かったのだと出直すことにする。どうしても今日という日に釣らなければならない、わけではない。また来ればいい。

こういう考え方は旧くからのテンカラ釣り師のものだ。なにも焦らない。釣れるときがいずれやって来るさ、そういうものだ。これは、テンカラ師は基本的にホームリバーでしか釣りをしないからだとぼくは思う。手持ちの数本の川に通い詰めるのだ。

フライフィッシングをはじめた最初のころは、おもしろがっていろんなパターンのフライを巻いたものだった。でも、実際に渓流に行って釣れるフライは限られている。本州ならパラシュートパターンが万能で巻きやすいので、こればっかりだった。

北海道の川では、フライの逆引きを多用する。カディスフライは構造としてはウエットフライと同じなので、逆引きに向く。しかもふつうのドライフライとしても使えるので、現場で融通がきく。いろいろ便利なので、こればかり使うようになって今に至っている。

◇タイイング道具一式。

ぼくがフライを巻くのに使っている道具は、むかし手に入れてずっと使い続けているものがほとんどだ。

バイスはトンプソンのベーシックなタイプで、たしかフライショップで1万円くらいで買ったのだったと思う。もう30年近くとぎれることなく使っているが、なんのヘタリもない。レバーでフックを押さえる仕組みは使いやすい。

ヘアスタッカーは真鍮製のもの。いつどうやって手に入れたのか忘れてしまった。ヘアーを入れたら、上下にたたくのではなく、横から指先でたたいてやるとヘアーが徐々にそろっていく。

ハックルをつかむクリッパーは真鍮製。これは数年前に北見の「タックルベリー」で手に入れたもの。200円とかそのあたりの価格だったと思う。これを買う前は、ゼンマイのバネで作ったようなクリッパーを長いこと使っていた。

ハサミはトンプソンの【ice stainless】。これはイナガキから通販で買ったもの。20年は使っているが、いまだによく切れる。

ボドキンとハーフヒッチャーはインド製。バイスといっしょに買ったのだったと思う。インドはむかしイギリスの植民地だった関係からか、フライ用品を多く作っている。

ボビンホルダー(この名前かどうかは不明)もバイスと同時期の入手。二本ある。

ピンセットは先が曲がったものが使いやすい。これはフライ用品ではなく、デザインで使うもの。

クシはヘアーをしごいてワタ毛を取り除くのに使う。これはプラスティック製で、どこかの旅館のサニタリーグッズ。

ヘッドセメント(シール剤)として、ピンク色の100均のマニキュアを使っている。専用品は高価なうえ、固まってしまうのがはやい。100均なら、色が選べて使い放題。

その下にあるのが、ボビンホルダーにスレッドを通すための道具。細いステンレスワイヤが先端で小さなU字形になっている。

右の箱にはダビング材が入れてある。最近は光りものを混ぜることが多い。でも、魚はちゃんと光るマテリアルに反応しているのかどうかは不明。ボディのダビングをどうするかは、ほとんど気持ちの問題にすぎない。

右上はフックを入れておくネジ式で連結できるケース。これも100均から。

あとはエルクヘアーやハックルケープ。北海道で使うフライは大きいので、ケープはかなりの部分が使える。そのかわり、高価なホフマンのサドルケープの出番はない。ストーク(羽毛のファイバー)が短くて12番以上のフライには使えないのだった。くく…1万円もしたのに。。これらのマテリアルは防虫剤を入れてスチール缶で保管している。

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